ランディングページとホームページは何が違うの？意味の違いや使い分け方の例を徹底解説！
- ホームページに関する用語集
「ランディングページ（LP）ってよく聞くけど、ホームページと何が違うの？」と疑問を抱いていませんか？そこで今回は、ランディングページとホームページとの違いをわかりやすく解説します。また、ランディングページやホームページ制作におすすめのツールもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでご参考になさってください。
INDEX
ランディングページとホームページの違い
ランディングページとホームページは混同されやすい言葉ですが、厳密には異なる意味を持っています。
では、両者の違いとは何でしょうか。目的、構成、特徴の3つの観点から、ランディングページとホームページの違いを徹底解説します。
目的
ランディングページは、ページを訪れたユーザーに特定の行動を促すことを目的としています。具体的には、商品のLPであれば購入、見込み客獲得であれば問い合わせや資料請求などが該当します。1つのLPに複数のアクションを設置することも可能ですが、訴求ポイントを明確にするために、1つのアクションに絞ることをおすすめします。
一方、ホームページは、ページを訪れたユーザーに必要な情報を提供することを目的としています。商品やサービス、企業情報、採用情報など、幅広い情報を掲載します。ユーザーはさまざまな目的でホームページに訪れるため、必要な情報を見つけやすいように、わかりやすく整理しておくことが重要です。
構成
ランディングページは、基本的には1枚のページで完結し、縦長の構成が一般的です。サイトマップのような複雑な構造は不要なため、制作にかかる工数や時間も比較的少なくて済みます。
ただし、案内したい商品が複数ある場合や、同じ商品であってもターゲット層が異なる場合は、複数のランディングページを作成する必要があります。
一方、ホームページは、商品・サービス、企業情報、採用情報など、複数のページで構成されます。ランディングページと比べて作成するページ数が多く、構造も複雑になるため、サイト全体の設計や構築に時間がかかります。
特徴
ランディングページには以下のような特徴があります。
- SEO対策は不要
ランディングページはWeb広告の遷移先として作成されることが多いため、自然検索を意識したSEO対策は不要となるケースが多いです。
- 効果の即効性がある場合が多い
Web広告と連携することで、掲載後すぐに効果が出やすく、即効性があります。場合によっては運用開始直後に資料請求や問い合わせなどのコンバージョンが発生することも少なくありません。
- ホームページより制作費用が安い
ランディングページの制作費用は10万円〜と比較的安価で制作が可能です。
ただし、ランディングページ単独では成果が出にくい場合があり、有料のWeb広告（リスティング広告やSNS広告）と併用する必要があります。そのため、ランディングページ自体の制作費用はホームページより安価ですが、中長期的にコストがかさむ場合があります。
一方、ホームページには以下のような特徴があります。
- SEO対策が必要
SEO対策に取り組むことにより、自然検索での上位表示が期待できます。上位表示されれば有料広告を出さなくても、流入数や問い合わせ数を増やすことが可能です。
- 成果が出るまでに時間がかかる場合が多い
ランディングページと比べて長期的な運用が前提となるため、成果が出るまでに時間がかかることが多いといわれています。SEO対策で成果が出るまでに数か月〜1年以上かかる場合もあります。
- ランディングページより制作費用が高い
ホームページの制作費用はページ数やコンテンツ量によっても異なりますが、最低でも30万円以上は見ておきましょう。アニメーションやカート機能などこだわって制作する場合、200万円以上かかることもあります。
ランディングページとホームページ、どちらが必要？使い分けの例
ランディングページとホームページは、それぞれ異なる目的と特徴を持つWebサイトです。「結局どちらが必要なのだろう？」と迷われる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、それぞれの使い分けのポイントを、具体的な例と共にご紹介します。
商品やターゲットが幅広い場合はホームページ
以下のような場合は、ホームページを優先的に作成しましょう。
- 商品やサービスの種類が多い
- 具体的なターゲット層が定まっていない
- 企業やブランドイメージを訴求したい
ホームページは、自社の商品やサービスを網羅的に紹介できるだけでなく、企業理念やビジョンなどを発信する場としても有効です。また、SEO対策を施すことで、自然検索からの流入も期待できます。
商品やサービスが明確な場合はランディングページ
以下のような場合は、ランディングページを優先的に作成しましょう。
- 商品やサービスが1つしかない
- ターゲット層を絞った商品戦略を考えている
- 具体的なコンバージョン（購入、資料請求など）を促したい
ランディングページは、特定の行動を促すことに特化しているため、広告からの流入を効率的にコンバージョンにつなげることができます。また、A/Bテストなどを行い、効果的な訴求方法を検証することも容易です。
ランディングページやホームページ制作におすすめのツール
ランディングページやホームページを作成したいけれど、どのツールを選べば良いかわからない…
そのような方に向けて、初心者でも使いやすいおすすめツールを2つご紹介します。
WordPress：世界トップシェアを誇る無料CMS
WordPressは、世界でトップシェアを誇る無料のホームページ作成ツールです。ホームページに加えてランディングページも作成できます。テンプレートも豊富で、多少のカスタマイズであれば初心者でも比較的扱いやすいのが特徴です。ただし、複雑なデザインやサイト設計はプログラミングの知識が必要です。
Wix：操作が簡単でデザイン知識不要の国産CMS
Wixは、操作が簡単な国産のホームページ作成ツールです。ホームページに加えてランディングページも作成できます。テンプレートが複数あり、デザインの知識がなくても簡単にサイトを作成できるのが特徴です。また、ドラッグ＆ドロップで直感的に操作できるので、初心者でも安心です。ただし、WordPressと比較するとカスタマイズ性は劣ります。
ランディングページやホームページ制作はプロにおまかせ
ランディングページやホームページを自作すれば、確かに費用は抑えられます。しかし、時間と労力を費やし、必ずしも効果が出るとは限りません。
早く成果を出したいとお考えであれば、プロの制作会社に依頼することをおすすめします。
キメテでは、全国のランディングページ・ホームページ制作会社の中から、あなたにぴったりの会社をご紹介します。
まとめ
今回は、ランディングページとホームページの違いについて解説しました。
ランディングページとホームページは、一見似ているように見えますが、目的や役割が大きく異なります。
ランディングページ（LP）とはランディングページは、ページを訪れたユーザーに特定の行動を促すWebページのことで、以下のような特徴があります。
- SEO対策は不要
- 効果の即効性がある場合が多い
- ホームページより制作費用が安い
ホームページとはユーザーに必要な情報を提供するWebページのことで、以下のような特徴があります。
- SEO対策が必要
- 成果が出るまでに時間がかかる場合が多い
- ランディングページより制作費用が高い
それぞれの違いを理解し、目的に合ったWebページを使い分けることで、より効果的なマーケティング活動を実現できます。
