ホームページがない会社は怪しい?面接を受けにくい?経営上のデメリットを解説
- ホームページの作り方
現代のビジネス環境において、企業のデジタルプレゼンス(存在感)は欠かせません。
特にホームページは、企業の顔とも言える存在です。多くの消費者は、商品やサービスを探す際にまずインターネットを利用し、その企業のホームページを確認します。そこで企業の信頼性、提供するサービスの詳細などの情報を収集します。
しかし、ホームページを持っていない会社はその時点で多くのチャンスを逃してしまう可能性があります。
ホームページがない会社は、どれだけ実力があってもそれを伝える手段に制限があり、特に新規顧客の獲得に大きな障壁となります。
本記事では、ホームページがないことによって生じるデメリットを徹底的に解説しますので、ぜひご参考になさってください。
- ホームページがない会社はあらゆる競争で不利になる
- 専門の会社にホームページ制作を依頼するのがおすすめ
- ホームページ制作会社が選べなければキメテにおまかせ
INDEX
デメリット①会社の信頼が得られにくい
ホームページがない会社は、消費者や取引先に対して信頼性を示す機会を大幅に失ってしまいます。
現代では、多くの人が何かを購入する前にその会社のホームページをチェックし、サービス内容や企業の姿勢を確認するのが一般的です。
特に新規顧客がその企業に対して抱く第一印象のほとんどは、オンライン上で形成されるといっても過言ではありません。
消費者からの信頼を得にくい
ホームページがない場合、消費者はその企業がどのような事業を展開しているのか、どんな価値を提供しているのかを把握しにくくなります。
そうなると「信用できるかどうか怪しい会社」という印象につながる可能性があります。
特にBtoC(企業対消費者)ビジネスでは、オンライン上で確認できる情報がない企業は、信頼されにくく、顧客から避けられることも多くあります。
オンラインでの情報不足が不安感を与える
ホームページがない会社は、消費者に「なぜホームページがないのだろう?」と疑問を抱かせることがあります。
消費者側からすると「信頼性が低いのではないか」「規模が小さくてサービスの提供が不安定ではないか」といったネガティブな印象を受けやすく、特にオンラインで他の選択肢が容易に見つかる現代では致命的なデメリットとなります。
情報提供力で競合他社に差をつけられる
同じ商品やサービスを提供する競合他社が、しっかりとしたホームページを持ち、そこに企業の実績や顧客の声を掲載している場合、その差はより顕著になります。
消費者は比較検討の際に、情報が充実している企業を選ぶ傾向にあります。したがって、ホームページを持たない企業は、競合他社に比べて信頼性が劣っているように見られる可能性が高くなります。
次の章では、提供できる情報が不足していることに対するデメリットを紹介していきます。
デメリット②顧客への情報提供がしにくくなる
ホームページがない会社は、顧客にとって必要な情報を迅速かつ簡単に提供する手段が限られてしまいます。
今日の消費者は、オンラインですぐに情報を得られることを当然のものと思っている方も多くいますので、何かを知りたいと思ったときに、すぐに情報にアクセスできることが重要です。
情報を提供できない企業は、顧客にとって不便な存在となり、選ばれにくくなるのは当然と言えるでしょう。
営業時間や所在地、サービス内容がわからない
消費者が会社について知りたいと思う基本的な情報として、営業時間、所在地、そして提供するサービス内容があります。
このような情報が明確に提示されていないと、顧客は迷ってしまいます。
どうしてもその会社でないといけない場合は、わざわざ電話をかけて確認する必要がありますが、多くの消費者は、手間をかけるよりも他の企業を選んでしまう可能性が高いです。
ホームページがあれば、これらの基本的な情報を一目で確認でき、顧客が安心して連絡や訪問をすることができます。ホームページがない場合、提供できる情報が不十分で、ビジネスチャンスを逃すことになります。
FAQや連絡先情報がわからない
よくある質問(FAQ)や連絡先の情報をホームページに掲載することは、顧客にとって便利であるという、単純ですが大きなメリットがあります。
ホームページがあれば、営業時間外や即時に対応が難しい状況であっても、顧客はホームページを通じて必要な情報を得ることができます。
しかし、ホームページがない会社は、これらの質問に対して手動で対応するしかなく、対応の遅れや情報不足が消費者のストレスとなっている可能性が高いです。
ブランド認知度を高めにくい
ホームページを持たない企業は、ブランドの認知度を高めるための重要な機会を逃しています。インターネットが情報収集の中心となっている現代では、ホームページは企業のアイデンティティを伝え、顧客との接点を築く重要なツールです。
企業の存在を広く知ってもらい、ブランド価値を高めるためには、オンライン上でのデジタルプレゼンスが欠かせません。
ホームページがない会社は、デジタルマーケティングやコンテンツマーケティングを活用してブランド認知度を高めることが難しくなります。
ホームページがあれば、ブログや画像、動画などのコンテンツを通じて、企業の専門性や価値観を伝えることができます。これらはすべてホームページを基盤に展開されるものです。
ホームページがないと、認知拡大の活動の場が少なくなり、ブランドの存在を広く認識してもらうチャンスが少なくなります。
オンラインレビューや評価の共有が難しい
オンライン上での口コミやレビューは、消費者が企業や製品・サービスを評価する上で大きな影響を持っています。
ホームページがある場合、これらのレビューや評価を集約し、活用することで、信頼性を高め、ブランドへの信頼を強化することができます。さらに、レビューを直接掲載したり、SNSなどと連携して評価を拡散することもしやすくなります。
しかし、ホームページがない企業は、こうしたレビューや評価を集めたり、効果的に活用することが難しくなります。結果的に、口コミ効果や評価を通じてブランド認知度を高める手段を失い、競合他社に対して不利な状況に陥り、顧客に選ばれにくくなります。
顧客に選ばれにくくなる
ホームページがない会社は、顧客がその企業に関する正確な情報を得るのが難しいため、他の企業と比較される際に大きなデメリットを抱えることになります。
特に、複数の選択肢がある中で、情報が不足している企業よりも、しっかりとした情報を提供している企業が選ばれるのは自然な流れです。
これにより特に、新規顧客の獲得機会が大幅に減少します。次の章で詳しく解説していきます。
デメリット③新規顧客に選ばれにくくなる
ホームページがないことによって、企業はインターネット上での新規顧客獲得のチャンスを大きく損なうことになります。
現代の消費者は、多くの場合商品やサービスを探す際にまずオンライン検索を行います。
もしその検索結果に企業の情報が表示されなければ、そもそも選択肢に入れてもらえないという事態が発生します。
検索エンジンでの露出がないことによる機会損失
消費者が商品やサービスを探す際、Googleなどの検索エンジンを利用するのが一般的です。生成AIやSNSが発達しても依然として強い立場にいるのが検索エンジンです。
企業がホームページを持っていれば、SEO対策(検索エンジン最適化)を通じて検索結果に表示される可能性があり、興味を持った新規顧客がそのページにアクセスしてくれます。
しかし、ホームページがないと検索エンジンに表示されることはありません。つまり、ホームページがない企業は、検索エンジンでの露出がゼロに等しいため、新規顧客がその企業の存在を知るチャンスを失うことになります。
インターネットの広告が活用しにくい
ホームページを持っていない企業は、インターネット広告を利用することが難しくなるため、オンライン上での集客手段が大幅に制限されます。
例えば、Google広告を使って特定の検索キーワードで自社のサービスを宣伝する場合、広告をクリックした顧客を誘導するためのホームページが必要です。
インターネット上での画像や動画での広告も、認知拡大には役に立つかもしれませんが、ホームページがなければ詳細な情報はわからない上に、効果測定の手段も限られてしまいます。
ソーシャルメディア(SNS)と連動できない
ホームページは、他のオンラインプラットフォームと連携して強力なマーケティングツールとして機能します。
SNSでの投稿やキャンペーン、他にも口コミサイトでの評価などは、企業のホームページへアクセスを誘導する重要なポイントです。SNSや口コミサイトで興味を持った顧客がより詳細な情報を確認したり、サービスを利用するための次のステップを踏む、つまり企業のホームページへの訪問をすることができます。
しかし、ホームページがない場合、SNSや口コミサイトでの活動の着地点がはっきりせず、顧客との結びつきが難しくなります。
デメリット④顧客サポートやサービスの向上が難しい
ホームページを持たないことで、顧客サポートやサービスの質を向上させるための多くの機会を逃してしまいます。
特にオンライン上でのサービス提供が重要になっている現代では、顧客とのコミュニケーションやサポートを効率化するためのツールや手段を持たないことは、企業にとって大きなデメリットです。
オンラインでの顧客サポートができない
ホームページがあれば、顧客がすぐに問い合わせを行なえるようなフォームや、チャットボットを導入して自動応答を設定することができますので、営業時間外でも顧客の質問に対応したり、よくある質問に答えることが可能になります。
しかし、ホームページがない場合、これらのオンラインサポートツールが使用できず、顧客は電話やメールなど限られた手段に頼るしかありません。
これにより、顧客対応が遅れ、顧客満足度が低下する可能性が高まります。
顧客のフィードバックを収集・反映する手段が限られる
ホームページがあれば、簡単に顧客のフィードバックを収集するためのアンケートやレビュー機能を組み込むことができます。
こうしたフィードバックは、製品やサービスの改善に役立つだけでなく、顧客が感じている問題や要望をリアルタイムで把握することが可能です。
これにより、企業は顧客のニーズに迅速に対応し、サービスの質を向上させることができます。
ホームページを持たない企業は、こうしたフィードバックの収集手段が限られてしまい、顧客の声を十分に活かすことができなくなります。
結果的に、顧客のニーズや不満に対して遅れた対応をするリスクが生まれ、結果として顧客の満足度やリピート率が低下する可能性があります。
デメリット⑤採用活動で苦労する
また、採用活動においても、企業のホームページが重要な役割を果たしています。
ここでは、ホームページがない会社が採用で苦労する理由について解説します。
企業の情報を伝えられず怪しいと思われる
求職者が会社をリサーチする際、会社のホームページをチェックする方がほとんどです。
そんな中、ホームページがない会社は、「この会社は本当に存在するのか」「ちゃんとした企業なのか」という不安を与える可能性があります。求職者から見るとその企業の実態や規模、業界での立ち位置について信頼できる情報を得ることができないためです。
その結果、求職者にとって「よく分からない企業」と怪しい印象を持たれ、応募をためらう原因になります。
さらに、求職者が企業名を検索してもホームページが表示されない場合、企業が信頼に足るものかどうか疑問を持たれる可能性があります。
現代では、デジタルプレゼンスが企業の信頼性を左右する重要な要素であるため、ホームページがない企業はその点で大きく不利になります。
デジタルプレゼンスが薄れる
企業がどのようなビジョンや価値観を持っているのか、どのような雰囲気の職場なのかといった情報は、求職者にとって非常に重要です。
しかし、ホームページがないと、こうした情報を伝える手段が非常に限られてしまいます。求人サイトに掲載する情報だけでは、企業の魅力を十分に伝えきれず、求職者の興味を引くことが難しくなる上に、競合他社の中に埋もれてしまう可能性が高まります。
ホームページがあれば、企業の独自性や魅力を視覚的にもアピールすることができます。例えば、社内風景や社員のインタビュー動画、プロジェクト事例などを掲載することで、求職者に対して「この会社で働きたい」と思わせるきっかけとなりえます。
面接の応募がされにくい
求職者側の視点に立てば、ホームページがあれば採用サイトや採用ページから簡単にお問い合わせをすることができます。
しかし、ホームページがなければ、どこに連絡していいのかわからない可能性があります。求人サイトに出稿している場合は電話番号やメールアドレスなどの連絡先は記載されますが、数多ある企業の中に埋もれやすく連絡手段を知ることまで到達できなくなってしまいます。
また、企業情報なども情報収集しにくいため、応募する動機が考えにくく、面接での準備もしにくくなり、結局応募しない可能性があります。
採用活動の幅が狭まる
ホームページを持つことで、企業は求人情報を独自に発信することができます。対して、ホームページがない場合、求人媒体やエージェントに頼るしかなく、求職者とのコミュニケーションが難しくなります。
ホームページを通じた採用活動は、SNSとの連携やSEO対策を上手に活用することで、より広範囲な求職者にリーチすることが可能です。
ホームページがない会社のデメリットまとめ
ホームページがない会社は… |
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1.信頼が得られにくい 2.情報提供がしにくい 3.新規顧客に選ばれにくい 4.顧客サポートが不十分になりやすい 5.採用活動で苦労する |
ホームページがないことによるデメリットは、信頼性の低下や顧客との接点の喪失にとどまりません。
新規顧客の獲得機会を逃し、競合他社に対して不利な立場に置かれ、採用においても大きな影響を受けます。ホームページは、企業の成長を促進し、ビジネスの信頼性とプロフェッショナリズムを示すための重要なツールなのです。
企業規模に関わらず、ホームページを持つことは今や必須と言えるでしょう。
インターネット上でのプレゼンスを確立することで、企業は多くのチャンスを手に入れることができ、将来的な成長の可能性を大いに広げることができます。
とはいえ、ホームページを作るにあたって何をすれば良いかわからない方も多くいらっしゃると思います。
そこで、ホームページ制作会社を選ぶ基準となるのがQCDという観点です。
ホームページ制作会社の選び方はQCDを見る
ホームページ制作会社を選ぶ際の判断軸としてQCDの観点が挙げられます。
QCDとは「品質(Quality)」「コスト(Cost)」「納期(Delivery)」の頭文字をとったもので、プロジェクト管理における重要な指標です。
ホームページは作って終わりではなく、長く付き合い続けていくものです。
制作実績を見ながら「品質(Quality)」「コスト(Cost)」「納期(Delivery)」の点で、自社に適したホームページ制作会社を選びましょう。
コストに関しては以下の費用相場を見ていただければ幸いです。
ホームページ制作の費用相場
ホームページ制作の費用相場は、サイトの規模や目的、そして依頼先によって大きく異なります。
例えば、ページ数が少なくシンプルなホームページであれば10万円程度から制作できますが、デザインや機能にこだわった場合は数百万円以上かかることもあります。
具体的な費用相場は以下の通りです。
名刺代わりに自分で管理できるホームページを作りたい
ホームページの種類・規模 | 目安の費用 |
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店舗サイト | 〜30万円 |
個人経営サイト | 〜30万円 |
企業サイト | 〜50万円 |
ランディングページ | 〜30万円 |
採用サイト | – |
ECサイト | 〜80万円 |
メディアサイト | – |
ポータルサイト | – |
見た人に信頼感を与えるデザインのホームページを作りたい
ホームページの種類・規模 | 目安の費用 |
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店舗サイト | 30〜80万円 |
個人経営サイト | 30〜80万円 |
企業サイト | 50〜150万円 |
ランディングページ | 30〜50万円 |
採用サイト | 50〜100万円 |
ECサイト | 80〜200万円 |
メディアサイト | 150〜300万円 |
ポータルサイト | 150〜500万円 |
ブランディングや成果にこだわったホームページを作りたい
ホームページの種類・規模 | 目安の費用 |
---|---|
店舗サイト | 80〜150万円 |
個人経営サイト | 80〜150万円 |
企業サイト | 100〜200万円 |
ランディングページ | 40〜80万円 |
採用サイト | 100〜300万円 |
ECサイト | 200〜500万円 |
メディアサイト | 500万円〜 |
ポータルサイト | 500万円〜 |
もっと詳しく知りたいという方は、下の記事をご参考になさってください。
ホームページ制作は社内でできる?
ホームページ制作費用を見て、社内でなんとかできないかと思われた方も多くいらっしゃるでしょう。
結論から言えば、可能ではありますが、おすすめはできません。
CMS(コンテンツ管理システム)というホームページ制作用のツールのようなものは世の中にたくさんあります。小規模のサイトであれば作成はできるでしょう。
しかし、企業規模のサイトとなると、知識がなければセキュリティが甘かったり、表示スピードが遅いなど、ホームページ内でユーザーにストレスを与えてしまう可能性が高くなってしまいます。
ホームページ制作の上で、やってはいけないことをやってしまうリスクが潜んでいるため、ホームページ制作会社に依頼することをおすすめします。
ホームページ制作会社を選ぶのはキメテにおまかせ
日本中の数えきれないほどのホームページ制作会社から、たった1社を選ぶのはプロでも本当に難しいです。
「ホームページ制作は初めてでよく分からない。自分に最適な制作会社を決めてほしい」
そんなお声に、知識・経験豊富なホームページ制作のプロが、決め手を添えて最適なアンサーをご提案します。
新規ホームページ制作/リニューアル、どちらもおまかせください。お気軽に「ホームページ制作のキメテ」までご相談をお待ちしております。