ホームページ制作のトラブル20選！原因と対策・対処法を解説

制作会社を選定し、ホームページ制作を行なった場合、完了まで何一つトラブルが発生しないことは、稀かもしれません。

大小さまざまなトラブルは、プロジェクトの進行だけでなく、完成後の運用にまで影響を及ぼす可能性もあります。

今回の記事では、ホームページ制作における代表的な20のトラブルを紹介します。

同時に対策、対処法も解説しますので、実際に制作依頼をする前に、記事の内容を吟味・精査の上、できる限りトラブルを回避するよう立ち回りましょう。

ホームページ制作・20のトラブル

ホームページ制作における20のトラブルを、一つずつ解説していきます。

ホームページ制作トラブル1：要件が正しく伝わらない

制作会社がクライアントの要望を正確に理解せず、イメージと異なるデザインや機能が提供されてしまい、「こういうものを想像していたのではない」と、トラブルになるケースがあります。

制作会社からすると、クライアント側の要件が不明瞭だったため、という言い分になりますが、表現しにくい部分をわかりやすい形にして受け取ってもらえる制作会社かどうかを見極めることで回避できます。

ホームページ制作トラブル2：スケジュール遅延

トラブルの中でも極めて起こりがちなトラブルが、スケジュールの遅延です。

多くの場合はクライアント側のフィードバックが遅いことで起こりがちですが、開発側のスケジュール管理不足が原因で発生することもあります。

ホームページ制作トラブル3：予算オーバー

制作が進んでいく過程において、クライアント側としては「あれもやりたい」「これもやりたい」と理想が大きく膨らんでいくケースがままあります。

しかしそうなると、当然のことながら当初の見積もりよりも費用は膨らみ、予算オーバーとなってしまい、「そんなにかかるなんて聞いていない」というトラブルになってしまいます。

ホームページ制作トラブル4：デザイン変更の頻発

クライアント側がこだわりが強いケースは少なくないと思いますが、度を越すと「ここはもう少しこうしてほしい」「もう一度微調整してほしい」など、みるみるうちに制作会社のスケジュールを圧迫してしまい、予定通りに進まなくなるというトラブルです。

これを回避するためには、事前にデザインイメージを細部まで明確にしておく必要があります。

ホームページ制作トラブル5：コンテンツ提供の遅れによる遅延

スケジュール遅延の一つですが、クライアントからのテキストや画像、動画など必要なコンテンツの共有が遅れることによる遅延です。

その準備に負担が発生してしまうことをクライアント側が把握していれば、トラブル回避は可能です。

ホームページ制作トラブル6：技術的な問題

新しい技術や特定のプラグインを利用することにより、対応が遅れ開発が難航してしまうトラブルです。

特にプラグインではトラブルが起こりやすいため注意が必要です。

ホームページ制作トラブル7：ブラウザの互換性問題

特定のブラウザでデザインが崩れてしまうなどの問題が発生し、トラブルになるケースがあります。

どういうブラウザの利用を想定しているのか、事前に明確にして制作会社に伝えておく必要があります。

ホームページ制作トラブル8：レスポンシブデザインの問題

スマホ時代において、レスポンシブデザインは必須です。スマホやタブレットで表示した際にデザインが崩れてしまっては、使い物になりません。当然のことながらトラブルとなります。

パソコンでの確認だけでなく、モバイル端末での確認も忘れないようにしましょう。

ホームページ制作トラブル9：ページ数増加

多少ページ数が増える程度なら問題はないかもしれませんが、その数があまりにも多い場合には、制作会社が想定していたスケジュール通りに作業が進まず、費用的、スケジュール的なトラブルが発生する可能性があります。

ホームページ制作トラブル10：基本的なSEO対策が実施されていない

当初の見積もりにSEO対策分の費用まで含まれているかどうか、という問題はありますが、せっかくホームページを制作しても、想定していたキーワードで上位表示できなければ意味がない、というケースもあります。

必ずしも上位表示ができるわけではないとはいえ、最低限のSEOを実施する必要があるのか、SEOの知見が制作会社側にあるのか、明確にしておく必要があります。

ホームページ制作トラブル11：セキュリティの脆弱性

セキュリティはクライアントからしてみればできていて当たり前の項目ともいうことができるため、セキュリティ対策が甘く、ホームページが外部からの攻撃を受けて問題が発生すれば大きなトラブルになります。

ホームページ制作トラブル12：サーバーの問題

ホスティングサービスの問題やサーバー移行時にトラブルが発生することがあります。

ホームページ制作トラブル13：テスト不足

動作の確認を行うためのテストが不十分で、公開後に不具合が発生してしまうと、トラブルとなります。

このトラブルについては完全に制作会社側の問題になりますが、利用状況や環境について、正確に意識を共有しておく必要があります。

ホームページ制作トラブル14：著作権問題

制作会社に共有した画像や動画が著作権を侵害しており、トラブルに発生するケースがあります。

著作権・肖像権等については、細心の注意を払う必要があります。

ホームページ制作トラブル15：UI／UXが考慮されていない

UI/UXが考慮されていない場合、ユーザーの離脱率が高いホームページになってしまう可能性があります。

実績や経験が豊富な制作会社なのか、多種多様なノウハウを持っているのかは、制作依頼の前に確認しておきましょう。

ホームページ制作トラブル16：コミュニケーション不足

制作会社側とクライアント側の連携が不足すると、当然のことながら意識のズレが発生し、想定と異なるホームページになってしまう可能性が出てきますし、進行も滞るケースが増えます。

コミュニケーションは密にとり、お互いのイメージの隔たりをできる限り無くしていく必要があります。

ホームページ制作トラブル17：コーディングエラー

プログラムのバグやエラーにより機能が正常に動かないケースです。これは完全に制作会社側の問題によるトラブルです。

制作会社の実績や経験で、事前に見極める必要がある部分です。

ホームページ制作トラブル18：仕様変更への対応

制作途中で、クライアント都合によって仕様が変更になってしまうケースは意外にあります。

そうした変更をどこまで許容してもらえる制作会社なのか、事前に確認しておくことで、いざという場面になったとしてもトラブルを回避することができます。

ホームページ制作トラブル19：SSL設定のミス

SSL証明書の設定が正しく行われておらず、セキュリティ警告が表示されるというミスもあります。これも制作会社側のミスによるトラブルです。

制作会社側が経験の浅いフリーランスや個人事業主であったりする場合には、気をつけた方がいいでしょう。

ホームページ制作トラブル20：保守における問題

ホームページは公開後も長く運用していく必要があります。

せっかく作ってもそれっきりでその後の対応をしてもらえない制作会社であれば、細かい対応をしてもらいたいときに非常に不便ですし困ったことになってしまいます。

公開後の保守についても安心の対応をしてくれる制作会社を選択しましょう。

ホームページ制作トラブルへの対処方法

以上のトラブルの多くが、制作会社およびクライアント双方の確認不足であったり、コミュニケーション不足を原因として発生します。

そのため、トラブルを未然に防ぐためには、事前の詳細な計画であったり制作会社選定、そして適切なコミュニケーションが重要です。

プロジェクト管理のためのツールや、定期的なミーティングを活用し、ホームページ制作におけるトラブル回避を目指しましょう。

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