ホームページ制作のブラウザ対応とは?おすすめのブラウザ・Chrome/Edgeなど解説

ホームページを制作する際に欠かすことができないのが「ブラウザ対応」です。

ブラウザは、インターネット上のWebサイトを閲覧するためのソフトウェアであり、Google ChromeやMicrosoft Edge、Safariなどが代表的です。

使用するブラウザによって表示や機能など、細かい部分が異なるため、制作側としてはそれぞれのブラウザに合わせたデザインやコーディングが求められます。

同時に、異なるバージョンによる見え方の違いを考慮する必要もあり、正しくブラウザ対応が行われていない場合、ユーザーにの閲覧体験が損なわれる可能性が高いです。

l今回の記事では、各ブラウザの特徴やホームページ制作における注意点を詳しく解説し、ユーザーに快適な閲覧環境を提供するためのポイントをご紹介します。

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ホームページ制作におけるブラウザ

ホームページ制作とブラウザ対応

ブラウザとは、インターネットでWebサイトを閲覧するためのソフトウェアです。

正式名称は、「インターネットブラウザ」「Webブラウザ」です。

英語の「browse(閲覧する・拾い読みする)」が語源と言われており、動詞のbrowseを名詞にして「ブラウザ(browser)」となりました。

ブラウザの代表的なものとしては、

・Google Chrome

・Microsoft Edge

・Safari

などがあります。

ひと昔前であれば、Edgeの前身であるマイクロソフトのInternet Explorerが圧倒的に有名で利用もされていましたが、昨今はスマーフォンやiPhoneの台頭もあり、勢力図は大きく変わってきています。

他にも、Mozilla Firefox、Operaなど、さまざまです。

ブラウザはデフォルトで入っている

そもそもブラウザは、スマートフォンやPC内に、デフォルトで入っています。

スマートフォン購入時、デフォルトのブラウザであれば自分で設定せずに利用可能です。

ちなみに、OSによって入っているブラウザは異なります。

iOSならばSafari、AndroidならばChromeが入っています。

デフォルトで入っていないブラウザを使いたい場合は、インストールすることで利用可能です。

主要なブラウザの種類

ブラウザの種類/Chrome・Edge

2024年時点で主要なブラウザの種類は、以下の通りです。

・Google Chrome

・Microsoft Edge

・Safari

・Mozilla Firefox

それぞれ特徴を解説します。

Google Chrome

Google Chromeは、国内・海外共に利用者がもっとも多く、世界でトップシェアを誇るブラウザです。

Androidのスマートフォンやタブレット端末のほとんどに標準搭載されています。

もちろんMac、iOS、Windows、Androidにも対応しています。

世界中のユーザーが利用している代表的なブラウザです。

また起動中の動作も軽快であるため、多くのパソコンユーザーからの信頼を獲得しています。

さらにGoogleの各種サービスと連携している点も大きな特徴です。

Googleアカウントを持っていれば、異なる端末での情報の共有が可能であり、その使いやすさは、ビジネスシーンでも大いに役立つでしょう。

正式名称Google Chrome(グーグル・クローム)
開発元Google(グーグル)社
公開2008年
Officialページhttps://www.google.com/intl/ja_jp/chrome/

Microsoft Edge

Microsoft Edgeは、2022年6月にサポートが終了したInternet Explorer(IE)の後継となるブラウザです。

現在のWindowsの標準ブラウザとなります。

IEよりも処理スピードが早いなど、機能性や表示速度が改良され使いやすくなりました。

ちなみに、Microsoft Edgeの標準の検索エンジンはBingです。

検索結果の画面は、GoogleやYahoo!とは異なります。

そのため、いつもGoogleで検索する人は、Microsoft Edgeだとうまく表示されない、というケースが発生する可能性もあります。

ビジネスシーンにおいて、クライアントによっては、WindowsPCを利用するユーザーもいるでしょう。

そのために備えて、BtoB企業向けのホームページ制作では、Microsoft Edgeに対応しておくと安心です。

正式名称Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)
開発元Microsoft(マイクロソフト)社
公開2015年
Officialページhttps://www.microsoft.com/ja-jp/edge/download?form=MA13FJ

Safari

iPhoneやiPad、MacのパソコンなどのApple社製品の標準ブラウザが、Safariです。

Safariは、iOS向けのブラウザのため、基本的にAndroidやWindowsでは利用できません。

日本では、iPhoneのシェア率が非常に高いです。

したがって、日本の企業や日本の企業・市場が事業のターゲットとなる企業は、ホームページ制作時にSafariへの対応は必須です。

正式名称Safari(サファリ)
開発元Apple(アップル)社
公開2003年
Officialページhttps://www.apple.com/jp/safari/

Mozilla Firefox

Mozilla Firefoxは、Windows、Mac、iOS、Androidに対応しています。

これまでのMozilla Firefoxの特徴として、トラッキングを拒否する機能がありセキュリティ面で信頼できる、豊富な拡張機能を自由に追加できることが挙げられていました。

しかし、現在では他のブラウザも拡張機能が充実してきたため、かつてほどの優位性は失われています。

またMozilla Firefoxは、これまで紹介したブラウザと違い、標準搭載されていません。

したがって、利用する際はインストールが必要です。

正式名称Mozilla Firefox(モジラ・ファイアーフォックス)
開発元Mozilla Foundation(モジラ・ファウンデーション)社
公開2002年
Officialページhttps://www.mozilla.org/ja/firefox/

【おすすめブラウザ】ホームページ制作ならGoogle Chromeに対応すべき

ホームページ制作を行う場合に対応すべきおすすめのブラウザは、日本、そして世界で圧倒的なシェアを誇るGoogle Chromeです。

理由は、デスクトップ、スマートフォン両方で約60%以上という、圧倒的なシェアを誇るからです。

ホームページ制作を行う際、Google Chromeへの対応は必須と言えます。

読まれる確率が高いブラウザには正確に対応し、より多くのユーザーがストレスなく閲覧できるホームページを制作しましょう。

ブラウザ毎でホームページの見え方が変化する理由は?

ブラウザによって、ホームページでの見え方が変わってしまうことがあります。

その理由は、

①OSのバージョンが異なる

②ブラウザごとにエンジンが異なる

③キャッシュが残っている

などです。

理由①OSのバージョンが異なる

OSのバージョンが異なることも、ホームページの見え方が変わってしまう要因になります。

新バージョンのブラウザと古いバージョンのブラウザでは、性能や処理能力に差が生じます。

そのため、新バージョンのブラウザと古いバージョンのブラウザを比較したとき、古いバージョンの方がデータの理解が追いつかなったり、保有するスペックではうまく処理できずに表示が崩れてしまうケースがあります。

理由②ブラウザごとにエンジンが異なる

各ブラウザには、存在するレンダリングエンジンとJavaScriptエンジン。

このエンジンは、HTMLやCSSのコードをコンピュータに理解させ、Webサイトとして表示を可能にしてくれます。

そして、このレンダリングエンジンとJavaScriptエンジンは、ブラウザによって採用されているエンジンが異なります。

採用されているエンジンが異なるため、データ処理の仕方が異なり、表示崩れが起きてしまうのです。

理由③キャッシュが残っている

そもそもキャッシュとは、一度見たWebページのデータが、それぞれのブラウザに一時的に保存される仕組みです。

サイトへのアクセスが増えると、保存されるデータが蓄積されます。

そのデータが増えるあまり、データの書き換えがうまくいかず、ブラウザの表示に悪影響を与えてしまうのです。

ホームページ制作におけるブラウザ対応の注意点

ホームページ制作時のブラウザ対応では、以下について注意しましょう。

⚫︎Microsoft Internet Explorerへの対応

⚫︎ブラウザを決定するタイミング

注意①:Microsoft Internet Explorerへの対応

お使いのパソコンがWindows 7 / 8.1などで、Microsoft Internet Explorerをお使いの方は、注意が必要です。

理由は、

⚫︎デザインの見え方のばらつきをなくすため、CSSを含む追加のコーディングが必要

⚫︎可読性が低く管理のしにくいホームページになってしまう危険性

⚫︎サポートが終了し、それによりセキュリティ面でも不安

などのデメリットがあるからです。

セキュリティ面や運用面を考慮すると、Microsoft Internet Explorer(IE)の取り扱いはやめて、他ブラウザに切り替えた方が良いでしょう。

注意②:ブラウザを決定するタイミング

Microsoft Internet Explorer(IE)の取り扱いを含め、どのブラウザを使用するのかは、要件定義フェーズまでには決定しておいた方が良いです。

理由は、Microsoft Internet Explorer(IE)に対応させるか否かで、ホームページ制作におけるコーディングの工程数が変わるためです。

工程数が変わる、つまり作業量が変わるので、制作コストも変わるでしょう。

まとめ

インターネットでWebサイトを閲覧するためには、ブラウザというソフトウェアが必要です。

そしてブラウザには種類があります。

Microsoft Internet Explorer(IE)というブラウザでは、Webページの見え方にばらつきが生じるケースも。

ホームページ制作において、どのブラウザを使用するのかは、要件定義フェーズまでには決定しましょう。

そうすることで、無駄な制作コストの発生を抑えることにもつながります。

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